#510 我が家で発見仰天の"梅"エピソード
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今年は、例年に比べて梅雨らしさをあまり感じないまま、あっという間に真夏のような暑さがやってきました。びっくりするほど最初から太陽飛ばしてる…!暑すぎます。
雨の日が少なく、ジメジメとした空気に悩まされることもほとんどなく、「もう梅雨は終わっちゃったの?」と不思議に思った方も多いと思いますが、来週は梅雨らしい天気になるみたいですね。
近年、梅雨の期間が短くなったり、雨の降り方が極端になったりすることが増え、季節の移り変わりが昔とは少しずつ変わってきているのを感じます。
そもそも「梅雨」という言葉は、ちょうどこの時期に梅の実が熟す季節だから「梅」の字が使われているといわれています。中国でもこの時期に梅の実が実り、その雨の季節を「梅雨」と表すようになり、日本にもそのまま伝わったそうです。さらに、「つゆ」と読んだり「ばいう」と読んだり、文脈が違うと使い方が違うのも日本語ならではで難しいですね。
梅雨というと、つい憂鬱なイメージを持ちがちですが、梅の実が雨に潤され、立派に育つ大切な時期でもあります。梅干しや梅酒、梅シロップなど、私たちの暮らしに欠かせない季節の恵みなんですよね。
そんな梅の季節ならではの出来事が、先日我が家でもありました。
母がご近所さんから梅の実をもらってきて、「今年は梅シロップを作ろう」と張り切っていたのですが、瓶をしまってある棚を整理していたら、なんと10年前に黒酢で漬けた梅酢がひょっこり出てきたんです…。10年前…?この梅酢話始めるんじゃないかっていうくらい熟成させすぎ…言葉を選ばずにドン引きしました。
すっかり存在を忘れていたその瓶の中身は、もともと黒さのある黒酢が漆黒の黒に変わっていました。さて、これはどうしたらいいものが捨て方にも困っています。
今年の梅シロップは、目に見えるところで毎日楽しみに飲み頃を待ちたいと思います。我が家の梅雨ならぬ、梅エピソードでした。
低気圧に負けずに頑張りましょう!
Azusa