変わる世界の工場

テレビや雑誌などのメディアでも報道されることが多くなり、認めたくはないけれど、
安い日本についての話題をよく耳にするようになりました。
きっと世界標準で見れば物価も安く、時代が変わってきているのだと思わされます。

 

まさか自分が「時代が変わった」とかいうとは思いませんでした!笑
そんなこと言えるほど、時代の流れがはやいというのもありますが、10年単位で変化を感じるほど歳を重ねたことにも自分でびっくり!

 

20年前は、人件費が安く、日本の技術を必死に中国に落とし込んでいましたが、今や全然人件費は安くなく、数をこなしてきたからか、技術&クオリティーもアパレルに関して言えば全然悪くありません。世界の工場と言われるように、いまや”Made in China” is everywhereという感じです。

工場も中国でのコストと見合わなくなり、バングラディッシュやインドなどにどんどん移っているところもたくさんあります。

 

さらに、シルクに関して言えば、世界のシルクは中国から始まりました。
たまに、「日本のシルクではないのですか?」とも聞かれることもありますが、
ヨーロッパのシルクもシルクロードを渡って、中国から伝わったことをお忘れなく!

 

しかも、これだけ安い日本と言われているだけに、Made in Japan=質がいい、しかし、Made in China=質が悪いというのは時代遅れな気がします。

工場もシルクの縫製に慣れているところに任せた方がいいに決まっているし、日本で作った方が安く仕上がることも出てきているため、大手アパレル商社が日本の工場へと切り替えたというニュースもありました。日本の工場にすることで、タイムラグも少なくなり、言語の問題もクリアなので、もちろんいいこともたくさんあります!

 

日本人だからこそ、日本の技術力には誇りを持っていますが、現実に目を向けると日本製=コストに合っているから(!?!?) なんてこともあるのではないかな、なんて感じてしまうこともあります。

ちょっと悲観的な内容になってしまいましたが、生産国、関係なく良い物にはいい!と胸を張れるものづくりを目指します!

  

Azusa

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