シルクとつながりがある一万円札の顔の人
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表参道 POPUP STOREも半分を折り返しまして、来週月曜日、2/20までです。
春かと思いきや、すごく寒い日もありますね。
三寒十温の勢いで、早く暖かくなってほしいです。
以前の記事で、シルクの産地について少し触れたので、今日はその補足的な書き足りなかったことを……
世界の繭の産地は、中国がダントツ、次いでブラジルやインド、ウズベキスタンなどが続きます。
勝手にアジアのイメージがあったシルク。
ブラジルが入ってくるとは意外でした。ブラジルの繭は、日系人が持ち込んだ繭が広がったこともあり、質が日本産と似ているのだそうです。
バスタイム用ボディタオルの素材を作ってくださる長浜ちりめんの工場に行った際、ブラジル産の繭からできた真っ白のきれいな生糸が並んでいて、そう教えてくださいました。
(商品は追ってアップします…!)
その工場は明治時代がはじまったばかりの、明治一桁の時代から今も続いている工場です。
着物がなかなか現状傾向にある現代、どのようにこれを残していくか、廃れないように守っていくこともとても大変だなあと感じました。
機械も、昭和の時のものを何十年も修理して使い続けているからこそ、当時と変わらない質の高い生糸ができるそうで、とってもアジのある雰囲気が漂っていました。
非常に貴重な工場見学をさせていただきました。
製糸工場というと、有名なのは富岡製糸工場。
富岡製糸工場は官営工場でとても大きく、古かったことから世界遺産になりましたが、その長浜の工場は富岡製糸工場よりも前に創業したところです。
日本国産の繭は、富国強兵で国力を上げようとしていた時期、養蚕に力を入れていて一時期は世界への輸出量が世界トップになった時期もありました。
新しい1万円札の顔、渋沢栄一はまさにその時期の中心人物です。
高級なものとして扱われてきたからこそ、シルク(絹)は輸出で貢献し、総じて日本の近代化にも貢献しました。
いろいろ歴史とつながっていて、おもしろい!と思っていただけると本望です。
寒いので、暖かくしてお過ごしください。
Azusa