環境と化学繊維の関係

この間、衝撃的な映像がタイムラインに流れてきました。
真っ黒な水の中から女性がぬわっと出てきて、ターミネーターかな?みたいな感じで何も知らずに眺めていたら、ウールマークのキャンペーンでした。

 

ウールマークは、ウールを訴求するための団体です。そして、ウールも天然繊維。
そのキャンペーンは「石油ではなく、ウールを着よう」というもので、実は真っ黒な水=石油でした。

 

25分ごとに、オリンピックの競泳プール1杯分の石油が化学繊維衣料を作るために使われているそうです。
オリンピックプール一杯分ってすごい量なんだろう、というのは想像できたのですが、調べてみると想像以上でした。長さ50m x 25m x 深さ2mだと…

250万リットル!!!! 

 

そして、「今こそ、衣料のラベルを確認し、厳選して良質なものを購入するとき」である、と警鐘を鳴らすものでした。

さらにそのキャンペーンによると、世界における主要繊維の消費量の約73%は石油由来の合成繊維。一方で、ウールやコットン、シルクを含む天然素材は27%3割を切っています。

そのキャンペーンが推奨しているのは、

①まず品質表示のラベルを確認して天然繊維を選ぶこと。
②それから、良質なものを購入して長く使うことです。

 

不要になった衣類を大量廃棄していて、環境破壊の一つにもなっています。
かつ、石油からできている化学繊維で肌が乾燥しやすくなったり、悪影響を与えていたりするとしたら、天然繊維を積極的に選ぶ方が自分自身にも、環境にもよい選択だと思いませんか…?

  

また、アメリカ石油大手のシェブロンは、以下の内容をホームページで紹介している時期があったそうです。
「最初の1兆バレルの石油を使うために125年かかりました。次の1兆バレルは約30年で使ってしまうでしょう」。1兆バレルは東京ドーム約13万杯だそうです。

 

石油を使いすぎて、天然資源がなくなるともよく言われていますが、車や飛行機が昔と比べて増えたからとか、消費が増えて工場が増えたらという理由に加えて、化学繊維を着ていてもその理由の一つになります。
化学繊維は安価で手入れが楽、という企業にとっていいことが多く、消費者は賢い選択をするべきではないかと思います。もちろん、ポリエステルや、レーヨンの製品を私のクローゼットからゼロにすることも難しいかもしれませんが、意識を変えて、シルクやウールなどの天然繊維に目を向けることも大事なことだと考えさせられます。

 

環境問題に対して、「何かできることから始める」と耳にタコができるほど聞きますが、化学繊維を減らすことも「できること」の一つだと言えます。

 

Azusa

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