服の墓場 ってゆーのを見ました

前にも触れましたが、サラリーマン時代に身を置いてたファッション業界ではよくSDGsが話題に上がっていました

もうすっかり日本でもSDGsと言葉が浸透し始め、メディアでもSDGsウィークと称して、様々な番組がSDGsの取り組みにフィーチャーして番組を作って放送したり、記事にしたりと、本当によく目に耳にするようになりました

 

今月にあるTVチャンネルが「一緒にやろう SDGsの日」と謳って特番をするそうです

個人的には人々の関心が少しでも我々が存在する地球のコト、生活する上での環境をちょっとでも考える機会だったり、一瞬でもアタマをよぎるようなコトを目にしたり、耳にするのは良いコトだと思ってます

 

その「一緒にやろう SDGsの日」特番の先行で、先日“クレイジージャーニー” (TBSの番組)で、ある特集をしてました

“クレイジージャーニー”は、時になかなか我々が見ることの出来ない様々な光景を特集して、驚愕の光景シリーズというのがあり、先日は、そのシリーズのひとつとして ごみ をテーマにした回でした

 

南米、アジア、アフリカでがフィーチャーされ、(世界でごみ問題になってるワースト3がその3つなのかな?)、シリーズの名のごとく、私は驚愕しました

 

全部、凄まじい光景だったのですが、ファッション業界のはしくれに居る私たちにとって、南米のチリでの砂漠に広がる「服の墓場」は、それはそれはもうモニターを通して観ても、息が出来ないくらいの光景でした

 

チリの特徴は広大な砂漠と豊かな海が広がっているということで、大自然が売りで地形を活かした様々なアクティヴィティーが充実してることから沢山の観光客が訪れるらしいのですが、国の政策により輸入税が掛からないことが手伝って、世界中から大量の服が送られてきて、その量があまりにも多く、中には、すでに服として機能しない服も入ってたりするらしく(もはやごみ相当の)、それらがごみとなって、行き場に困り、無くし、砂漠に捨てている業者さんが出てくるという負のサイクルが起こっているのです

中古衣服が集まる街とでもいうのでしょうか?その街は、街中どこもかしこも中古の服が溢れていて、倉庫には不要とされた服がギュっとキューブ型に圧縮されていて。。。それらを積んで走ってるトラックも沢山見受けられ。。。

 

海と砂漠の間が栄えてるイキケという都市があるのですが、そこから砂漠へむかって、人目のつかない場所、いわゆる奥の奥、砂漠のド真ん中に「服の墓場」がありました

 

「服の墓場」に到着して、もの凄い勢いで燃えてる場所を見つけ、現場を取材する報道特派員の方がおっしゃってたのですが、「素材的にはポリエステルとか、そういう洋服が捨てられてるのを多く目にしたので(現場取材中に)、これが(燃えてるところ)それ(ポリエステル素材)だとするとものスゴいこれは有毒ガスですからね、(もの凄い勢いで燃えてる炎と煙を見ながら)この煙が体に害が無いわけがないよね」っと

 

その「服の墓場」は見渡す限り燃やされたであろう服の残骸が広がってました

そういう残骸の光景がいくつも砂漠の中に点在してるとのコト

 

その報道特派員の方もおっしゃってましたが、私はチリから遠い日本で生活してますが、全く無関係ではないよなって感じてしまいます

というのも、悲しいかな、あるシーンで「服の墓場」から特派員の方が拾い上げたズボンが、以前に働いてた会社のブランドのモノだったので。。。

 

やっぱり、ファッションに携わる以上、少なくてもごみ化しない製品で、お客様に楽しんでいただける、喜んでいただける製品作りをしないと!強く思いました

私が出来る範囲は微々たるものかもですが、実際にそうです、出来る事しか本当に出来ません

ですが、意識しないよりかは絶対意識した方がいいのは確かなのでね

 

以前にも似た光景を媒体が取り上げていた写真などで見たことがあったけども、今回もハッとしましたし、大変驚きました。。。

この目にした光景は衝撃が強くて、きっと忘れられないです

 

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